[解答6](ニ)

(b)亜鉛鉄板ダクトとコンクリートダクトでは、材料の絶対粗さは異なり、
その影響は大きいので同一風量であれば、単位長さ当りの摩擦損失は大きい。
亜鉛鉄板の絶対粗さは、0.15~0.2mmでコンクリートダクトは、1.0~
3.0mmであり、ダクト内風速が速くなるほど摩擦損失は大きくなる。
ダクト内壁の絶対粗さεの変化による補正は、次式による。
ΔPε=kεΔP

ここに、
ΔP:ε=0.18mmの圧力損失(Pa)
ΔPεε=0.18mm以外の圧力損失(Pa)
ε:絶対粗さεの変化による補正係数

(e)円形ダクトと風量が同じで、単位長さ当りの摩擦損失も同じ長方形ダクト
の断面積は、円形ダクトの断面積よりも大きい。
   水力学的直径de={4×(ab)}/{2×(a+b)}=2ab/(a+b)
   故に、ab=(a+b)de/2>(π/4)(de)2
何故ならば、a+b≧2de
  相当直径de={1.3×(ab)5/8}/(a+b)1/4(Huebsherの式)
 故に、ab=(ab)3/8(a+b)1/4e/1.3>(π/4)(de2